銀行印は大丈夫ですか?

 

会社を経営すると、銀行印をたびたび押す機会があります。あなたの会社では誰が銀行印を押しているでしょうか?

銀行印というものは、社長の責任において、外部への支払いを保証するという意思表示のために押されるものあり、銀行印が押されて支払われてお金について、全ての責任を負うのは社長です。社長以外の誰かが銀行印を押して、誤った支払いをしたとしても、その責任を負うのは社長なのです。

銀行印は社長自ら押すものであり、他の誰にも任せてはいけません。

この原則を守らないと、会社が傾くことがあると言っても決して過言ではないのです。

それはなぜかというと、経理担当者が会社のお金を使い込むことが珍しくないからです。残念ながら、この手の話は新聞でもたびたび報道されており、決して他人事では片付けられない問題です。

私自身も帳簿をチェックしているなかで、経理担当者の横領を発見したことがあり、直ちに社長に報告した経験があります。その結果、経理担当者が解雇になってしまいました。

社長は「まさかあの人が・・・」だとは決して言ってはいけません。横領をした本人が悪いのはもちろんですが、横領ができる環境にしてしまった社長にも責任があると考えるべきです。

普段は善人でも、何かの事情で窮地に追い込まれたときに魔が差してしまうのが人間です。実印はもちろんのこと、銀行印も100%社長が管理することが経営の原則です。

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