会社再建の土台

2007年のNHKプロフェッショナルで、企業再建弁護士の村松謙一氏が出演されていました。長崎屋、カネテツデリカフーズ、マイカル、東京佐川急便の再建に携わられた企業再建の第一人者です。

村松氏は番組の中で、「数字がグラグラしていては会社再建などできない」とおっしゃっていました。あとから数字が変わるようないい加減な損益計算書や貸借対照表を見ていては、正確な会社の実態がわからず、どういう手を打てばよいのかが見えないというのです。

会社の実態を正確に表現した損益計算書、貸借対照表を見て、打つ手を考えることは経営者の基本だと思いますが、それができていない会社がまだまだ多いものです。会計の数字一つ一つの扱いがいい加減な会社では、お金が残らず、赤字であることが多いですね。利益が出ている会社では、環境整備や会計も含めた起業活動の隅々まで気が行き届いているのでしょう。

日々の会計は税務署に申告する資料を作成するためだけにあるのではありません。会計は経営に活かしてなんぼです。

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