個人で買えば10万円、会社で買えば7万円

会社に残った利益には30%前後の法人税がかかります。会社で10万円のパソコンや備品を買うと、利益が10万円少なくなるので、3万円税金が安くなります。もしこれが、社長が個人的に必要なものを10万円で買った場合、会社の経費とはならないため、税金は安くなりません。

同じものを買うにも、社長が個人で買い物をするときは単純に10万円が必要になり、経費になるものを会社で買えば、税金の節約額を考慮すれば7万円で済むとことになります。ただし、赤字の会社はもともと税金がかからないため、税金の節約にはなりません。

会社の将来の利益につながらないものを経費で買うことは単なる社長のムダづかいなので、税金を30%払ってでも、内部留保を増やすべきでしょう。10年前は40%前後の法人税がかかりましたが、税率はかなり安くなりました。研究開発費、研修費、採用教育費などは、将来の利益につながる勘定科目です。いかに売上をあげるかと同時に、いかに効果的にお金を使うかを考えましょう。

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