経営改善の手法として、PDCAサイクルを回すことがよく知られています。
Plan 計画する
Do 実行する
Check チェックする
Action 改善する
私は支援させて頂いているお客様の計画(P)づくりをサポートする立場にあり、PDCAの理屈はよくわかります。ただ現実問題として、「PDCAサイクルを回しましょう!」と提案しても、中小零細企業ではうまくいかないことが多いです。大企業のように計画力、実行力が高いスタッフが揃っている場合はうまくいくのかもしれませんが、限られた時間、マンパワー、資金で経営する中小零細企業にはこの仕組みは何だか重たくて成果が出ないことが多いです。
実際には、計画作っている暇があったら、思いついたことを即実行し、スピード感ある経営をしたほうが断然成果が出るのではないでしょうか。計画したことが成功する云々ではなく、パッと動けるかどうかが大事です。
ユニクロの柳井社長も、「早く失敗して 早く考えて 早く修正しろ」と言っていますよね。
PDCAがうまく回らない場合、中小零細企業に合う経営サイクルは、知的資産経営の診断士、森下勉先生が提唱されているKKKサイクルだと思います。
K 観察する
K 考える
K 活動する
ここでのポイントは、日々ノートに気づいたことを書きながら、改善のヒント探し、即実行していくことです。どんどん考えてどんどん失敗する、その中から偶発的に成功例が生まれてくる、それが成果を出している中小零細企業の現実だと思います。