租税教室

先日、滋賀県のとある中学校の中3クラスで租税教室の講師をしてきました。
租税教室とは、これから大人になって社会に出ていく子供たちのために、税理士が講師となって、社会の仕組みである「税」について学んでもらう授業になります。
受験前の大事な時期なので、中学の歴史教科書にでてくる「租・庸・調」、「太閤検地」、「地租改正」など税に関わるキーワードも出しながら、多少の復習になることも心がけて、授業を進めていきました。
生徒たちに税に興味を持ってもらえる授業内容を考えて準備するのは本当に大変で、学校の先生の大変さが少しわかりました。日々教壇に立って授業をしている先生、毎日ごくろうさまです。自分たちが中学生だった頃と比べて、社会の教科書は随分分厚くなっていて、今の先生や子供たちは大変だと思いました。
授業の後半で、生徒1人あたりが一年間教育を受けるために必要なお金は約100万円で、35人クラスだと3,500万円かかると説明をする場面があります。そのタイミングで、税務署から借りてきた1億円のレプリカに触れてもらい3,500万円の重さを体感してもらいました。「重たくてびっくりした」「以外に軽かった」など感想はさまざまでしたが、お金の重さについて、何かを感じてくれたようです。
税は「くに」という概念ができた弥生時代からあったと言われており、時代を経ながら様々に制度が変わり、現在に至っています。
人生においても、事業経営においても、税は切っても切り離せない、ずっと付き合っていくもので、税理士として、いろいろな観点から税を捉え、お客様をサポートしていきたいと思います。
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