リースか?それとも借入か?

機械や設備を導入するとき、リースで導入する場合と、銀行から借入をして導入する場合があります。お客様からよく質問を受ける内容の一つですが、果たしてどちらを選択したほうが得でしょうか?

一番のポイントは、「導入による支払総額はどちらが少ないか?」になるので、それぞれの見積りを出してもらい、比較検討して決定することになります。一般的には金利を支払ったとしても銀行借入で導入するほうが支払総額が少ないはずです。リース契約の場合は、リース会社の利益が発生しますからね。

リースにより導入した場合でも、原則、貸借対照表の資産の部に計上され、減価償却を行っていきますので、会計処理の違いはありません。リースの場合は、リース期間で減価償却を行いますので、借入をして買い取る場合と、減価償却期間が異なる可能性があります。

参考に、リースのメリットとデメリットをまとめておきます。

【リースのメリット】

・銀行借入よりも審査が通りやすい。

・機械等の販売店が手続きをしてくれるので、導入時の手間と時間がかからない。

・原則償却資産税がかからない(実質的に割賦販売の場合はかかる)。

【リースのデメリット】

・所有権を持たないので、売却などができない。

・中途解約ができない。

・リース期間終了後も所有権が移らず、再リース料がかかる場合が多い。

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