開業資金の融資を受けたい場合、創業計画書の提出を求められます。金融機関は起業者のことを知っているわけではありませんので、創業計画書の出来次第で、融資を受けられるかどうか決まります。
起業するにも、事業の計画書など書いたことがない、何から書けばよいかわからないという人がほとんどですが、文章をうまく書こうとする必要はありません。箇条書きでも立派な創業計画書になりますし、むしろ、そのほうがポイントを明確・簡潔に伝えることができます。
創業計画書のポイントは以下の通りです。
【創業計画書のポイント】
・創業の動機 思い付きではなく計画的に準備をしてたか?
・創業する業種の経験年数 下積年数、勤務先での役職、成績は?
・創業に必要な資格や過去の表彰等の実績
・開業時の得意先や客数の見込数 顧客を開拓する努力はしてきたか?
・自己資金額 貯金をいつ、いくらしてきたか?
・文章量 日本政策金融公庫が用意しているフォーマットはA3一枚程度で少ないので、可能であれば自分で
・具体的な設備投資額 何に、いくら必要か?
・感情的、抽象的表現ではなく、数字や固有名詞を入れて具体的に記述
・収支計画 客単価、客数、顧客層など、読む人にイメージできるように
・同業他社にない強みやコンセプトはなにか?
・立地条件は、事業をするのにどのような利点があるか?
自分自身では当たり前だと思っていることが、アピールポイントになることが良くあります。とにかく思いついたことをどんどん書き出して、そこから内容を絞っていきながら仕上げていきます。